やめれば楽だった。それでもやめなかった。
5年間、負け続けた。
勝ち越した年は一度もない。
勝ち越した月ですら、片手で数えられるほど。
資金は溶け続けた。
入金しても、また溶けた。
それでも、やめなかった。
やめた方が正解だったのかもしれない
やめれば、これ以上お金は減らない。
チャートを見て一喜一憂することもない。
含み損で胃が締め付けられることもない。
正直、やめた方が楽だった。
でも、やめられなかった。
ここでやめたら、
使ったお金も
費やした時間も
積み上げた知識も
全部が「無駄だった」と確定してしまう気がしたからだ。
本当は、無駄が怖かったんじゃない
今ならわかる。
怖かったのは「無駄」じゃない。
負けを認めることだった。
5年やって結果が出ない。
それを受け入れるのが怖かった。
「向いていなかった」
その一言で終わらせるのが、どうしても嫌だった。
負け組で終わりたくなかった。
たぶん、それだけだ。
あなたも、同じじゃないだろうか
負けるたびに思う。
「次こそは」
「あと1回だけ」
「ここから取り戻せる」
そして、また入る。
「自分を落とす崖」の始まりは、「あと1回」だ。
わかっているのに、やってしまう。
それでも、少しだけ変わり始めた
今もまだ、損失は完全には回収できていない。
個別株は、5年分の損失を直近2ヶ月で含み益ベース約80%まで戻した。
FXは、まだ途中。
でも今月から、ルールを破らないことだけに集中している。
・21時以降はやらない
・レンジでは入らない
・リスクは固定
・感情でロットを上げない
利益は小さい。
でも、右肩上がりになり始めた。
たったそれだけのことが、5年間できなかった。
やめないことが正しいとは限らない
正直、まだわからない。
続けることが正解かどうかは。
でも今は、
「感情で負ける自分」から抜け出そうとしている。
そう思いながらも――
実は今日も、
決めた回数のトレードが終わったあと、
またエントリーしたくてウズウズしている。
もう1回だけ。
チャンスかもしれない。
今度こそ伸びるかもしれない。
チャートが自分を誘惑してくる。
頭ではわかっている。
崖の始まりは、「あと1回」だと。
それでも、指は動きそうになる。
これが、今の自分だ。
勝てるかどうかよりも、
まずはこの衝動に勝てるかどうか。
本当の勝負は、そこにあるのかもしれない。


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